格安SIM通話代を節約【電話アプリvsキャリアの料金比較】

格安SIM 電話アプリ

格安SIMに乗り換えを検討している場合、通話料金が気になる方が多いです。現在のキャリア(docomo・au・ソフトバンク)には通話し放題のプランがあるので、スマホで音声通話をある程度する方には格安SIMでの運用は悩むところです。そこで今回は格安SIMの通話料金を節約する電話アプリの利用方法をご紹介します!

格安SIM通話料金【格安SIMvsドコモ】

データ通信量が圧倒的に安い格安SIMでですが、欠点の1つに通話料金が高いことがあげられます。下記にドコモと格安SIMの通話料金を比較してみましょう。

  • ドコモ:0円/分(定額2700円/月)
  • 格安SIM:40円/分

ドコモスマホの場合は国内通話し放題プランしかないので、月額料金2700円を支払うことになります。もちろんこの料金+データ通信量の料金となるので、ドコモの1ヶ月での料金は6000円~となります。他のauやソフトバンクも国内通話し放題のプランがあり月額は2700円のみ、国内キャリア3社は横並びの料金となっています。

では2700円で格安SIMの場合どのくらい通話することができるのでしょうか。格安SIMの10分単位での料金表がこちら。

  • 10分:400円
  • 20分:800円
  • 30分:1200円
  • 40分:1600円
  • 50分:2000円
  • 60分:2400円
  • 67分:2680円
  • 68分:2720円

実は通話時間が1ヶ月60分以内の場合はドコモやソフトバンクなどの通話料金よりも安くなります。しかし通話時間が68分を超えてしまうとキャリアの定額料金よりも割高となります。

もちろんデータ通信料の料金を比較すると格安SIM業者が5GBで1780円(DMMモバイルの場合)、ドコモ・au・ソフトバンクが5000円なので、データ通信料金は3分の1程度です。通話料金を加えてもまだまだ格安SIMが安いのですが、やはりある程度スマホで通話する人にとっては非常に気になるところです。

そこで使用するのが「電話アプリ」!電話アプリを使用することによって、携帯電話宛、固定電話宛の通話料金を格段に安くすることができます。電話アプリの使用方法など詳しく解説していきましょう。

格安SIMに電話アプリを入れて通信料金を節約

まず電話アプリとは何か?電話アプリとはスマホなどに導入して格安で通話できるアプリの事です。固定電話や携帯電話などの通話料金を安くすることができ、さらにアプリ同士での通話であれば通話料金0円(無料)で話すことができます。家族や仕事・学校関係など、特定の人としかほとんど電話しない人にとっては通話料金を無料にして、月額料金を大幅に節約することができます。

どのくらい安くなるのか、いくつかの電話アプリを紹介しながら、通話料金・電話アプリの性能、良い点・悪い点などをご紹介します。*海外電話の料金はアメリカの例です。国ごとに料金は変わります。

電話アプリ「LINE電話」

格安SIM 電話アプリ

基本使用料 無料
携帯電話 14円/分
固定電話 3円/分
海外電話 1円/分
アプリ同士 無料

LINEと言えばアプリ同士でメールや電話を無料でできるアプリとして有名です。なので「LINE電話」と言われるとLINEの利用者同士の無料電話と一緒にしてしまいそうですが、「LINE電話」は固定電話や携帯電話宛に電話することができるアプリです。

【良い点】

スマホなどの携帯への通話料が1分14円、固定電話だと1分3円と破格の安さです。さらに美容院や飲食店など約650万店のお店への通話が10分間無料という素晴らしいサービスがあります。アプリ同士の通話無料だけでなく、お店などの予約も無料にできるのは良いですね。

さらに支払いは事前にコールクレジットと言って先払いとなり100円単位の為、通話料の使いすぎを防ぐことができます。LINE電話を100円で試す事が出来るのも良いです。

通話料をさらに安くする方法として、30日プランがあります。名前の通り利用期限が30日と短いのですが国内電話の場合は下記の料金プランがあります。購入から30日間、上限の時間まで格安に話すことができます。先に720円を支払うことになりますが、スマホにかけても1分6円です。キャリアの通話料金がいかに高いかがわかります。

  • 固定電話へ通話:60分/120円(2円/分)
  • 固定電話と携帯電話へ通話:60分/390円(6.5円/分)
  • 固定電話と携帯電話へ通話:120分/720円(6円/分)

【悪い点】

基本的には通話先には携帯の電話番号が表示されますが、ドコモの携帯電話に電話をかけた場合は非通知や通知不可となります。仕事などで使う場合、ドコモ宛の電話が非通知になってしまうのは「LINE電話」の一番のデメリットです。

他にも100円単位で購入できるコールクレジットは有効期限があり、購入日から180日間となっています。有効期限は約半年なので、100円単位で増やしていくと無駄なく利用することができます。

 

電話アプリ「050plus」

格安SIM 050

基本使用料 300円
携帯電話 16円/分
固定電話 8円/3分
海外電話 9円/分
アプリ同士 無料

NTTコミュニケーションズのIP電話アプリです。基本料金が月額324円かかりますが、「050」から始まる電話番号を新たに取得することができます。

【良い点】

一番の良い点は050から始まる電話番号がもらえることです。LINE電話の場合はドコモの携帯やスマホにかけると非通知になるデメリットがありましたが、「050plus」の場合は050から始まる電話番号がきちんと通知されます。仕事などに使う場合も便利です。さらに電話番号の下4桁を自分の好きな番号に指定することができます。

【悪い点】

電話をしなかった月でも、月額の基本使用料の324円が必要になります。電話番号の通知も「050」からになる為、アプリを使用して電話をかける場合は通常の電話番号で発信ができません。

 

電話アプリ「SMARTalk」

格安SIM IP電話アプリ

基本使用料 無料
携帯電話 8円/30秒
固定電話 8円/30秒
海外電話 8円/30秒
アプリ同士 10円/30秒

フュージョン・コミュニケーションズのIP電話アプリです。「050Plus」と同じように新たに050から始まる電話番号を取得することができます。

【良い点】

基本使用料が無料の上に、050から始まる電話番号を取得できる点です。「050Plus」の場合は必ず月額300円かかることを考えると、もう1つ電話番号が必要な場合には良い選択です。

【悪い点】

固定電話への通話が「050Plus」や「LINE電話」と比較してかなり割高になります。固定電話へ電話をかける場合は別のアプリを使用した方が良いです。さらに「050Plus」と同じく、電話番号の通知が050の番号となり、通常の電話番号は表示されません。

 

電話アプリ「楽天でんわ」

楽天でんわ 格安SIM

基本使用料 無料
携帯電話 10円/30秒
固定電話 10円/30秒
海外電話 10円/30秒
アプリ同士 10円/30秒

楽天が提供する電話アプリ「楽天でんわ」、電話番号の頭に「0037-68」をつけて発信することで通話料金がキャリアの半額になるアプリです。

【良い点】

「楽天でんわ」の通話は、IP電話の通信網ではなく電話回線を使用しているため通話品質がとても良いです。さらに番号は現在使用している携帯番号をそのまま使用することができます。基本使用料が無料なので、電話を使う月だけ後払いというのも良いです。

さらに通話料100円につき楽天スーパーポイントが1ポイントつきます。楽天カードでの支払いの場合はポイントが2倍になるので、ポイントを貯めている方には良い選択となります。

【悪い点】

最大のデメリットは同じアプリ同士でも通話料が発生すること。LINE電話や050Plusであれば、同じアプリ同士の通話料が無料なので、割高となります。

さらに通話品質が電話回線を使用している為とてもよい分、IP電話アプリと比べると通話料が高めなのが難点。多少高くても高品質な通話がしたい場合はおすすめです。

 

格安SIMで最適な電話アプリをチェック

上記4つの電話アプリをご紹介しました。ここで自分にあった電話アプリをチェックしていきましょう。

・電話をほとんど使わない→電話アプリを使用する必要なし。音声通話対応のSIMのみで十分節約可能

・090や080等自分の電話番号を利用したい→「楽天でんわ」(「LINE電話」も良いですが、ドコモ宛の電話が非通知になるので注意)

・050電話番号を利用して割安に電話したい→「050plus」「SMARTalk」

・割安の通話料と使いすぎを防ぎたい→「LINE電話」

実際に私が使用していいるのは「LINE電話」と「050plus」です。メインで使用しているのは「LINE電話」、固定電話にかける時に利用しているのが「050plus」で、050と090の電話番号の使い分けもできるので便利です。

電話アプリを使用すれば、格安SIMでの通話料金も大幅に節約することができます。基本料金は無料や月数百円のアプリが多いので、自分に最適な電話アプリを使ってスマホ料金を節約しましょう!

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