ソフトバンクスマホを格安SIMに乗り換える方法と対象端末
ソフトバンクスマホで格安SIMに乗り換えたいが、ソフトバンク回線を使用した格安SIM業者は現在のところありません。ではソフトバンクスマホを使って格安SIM方法に乗り換える方法はないの?対象端末が限定されてしまいますが、ソフトバンクスマホでも格安SIMに乗り換えることができます!乗り換える方法と対処端末や注意点などをご紹介します。
目次
ソフトバンク端末は格安SIMが使えるか?
ドコモスマホ端末やauスマホ端末の場合、SIMロックを解除しなくても格安SIMを使用することができます。これは、格安SIM業者がドコモの回線やauの回線を使用している為です。
しかし現在ソフトバンクの回線を使用している格安SIM業者はいない為、ソフトバンク端末を使用して格安SIMを使う場合は必ずSIMロック解除が必要となります。
ソフトバンクの子会社で「Y!mobile」が格安SIMの販売を行なっていますが、SIMロック解除した端末でしか使うことができません。子会社だから使えるのでは?と考えてしまいますが、ソフトバンクスマホではY!mobileのSIMは使えないので注意してください。
ドコモやauのスマホで格安SIM運用、乗り換えを検討している方はこちらの記事をご覧ください。
→ドコモスマホを格安SIMで運用・乗り換える場合のポイント
→auスマホを格安SIMで運用・乗り換える場合のポイント
次にソフトバンクスマホでのSIMロック解除を行える対象機種をご紹介します。
ソフトバンクスマホSIMロック解除対象機種
ソフトバンクでSIMロック解除がおこなえる端末・機種は以下の4つです。
- ARROWS A 301F
- STREAM 201HW
- STAR 7 009Z
- シンプルスマートフォン 008Z
上記の端末であれば、SIMロックを解除して格安SIMに乗り換える・運用することができます。SIMロック解除はソフトバンクショップで可能、SIMロック解除手数料として3000円かかります。
ソフトバンクスマホを格安SIMに乗り換える場合の注意点
ソフトバンクスマホで格安SIMに乗り換え可能な機種は少ないのですが、今後SIMロック解除義務化になるので確実に多くなります。ソフトバンクスマホで格安SIMを運用する、乗り換える場合の注意点をご紹介します。
1.ソフトバンクスマホ購入時【一括購入or分割購入】
ソフトバンクスマホを購入した時に、一括購入か分割購入かで解約時、もしくは解約後の支払いが変わります。もし一括購入をした場合(一括購入0円等)は解約後に本体代金を支払う必要はありません。しかし分割購入の場合、本体代金の残債が残っている場合は解約後も本体代金を分割、もしくは一括で支払う必要があります。下記の例を見て行きましょう。
本体代金70080円を分割24回払いで購入(実質0円の場合)
- 機種代金:2,920円 ×24ヵ月
- 月々割引:ー2,920円 ×24ヵ月
- 実質負担額:0円
上記の場合、分割24回払いの本体代金から月々割引が引かれて実質負担金0円になっています。しかし24ヶ月以内(2年以内)に解約した場合、月々割引が受けられなくなり、残りの機種代金を支払う必要があります。
分割払いが12回残っている場合は、2920円×12=35040円を一括、もしくは2920円を分割12回払いで支払う必要があります。
現在自分のソフトバンクスマホが分割払いなのか、それとも一括払いなのか、ソフトバンクショップかネットの「My softbank」で確認しましょう。
2.契約プランの確認【2年縛り】
現在大手3キャリアは2年間縛りの契約が多く、ソフトバンクも例外ではありません。2年契約の途中であれば必ず解約金9500円がかかります。2年縛り契約の場合、解約金がかからない更新月は2年間に1度なのですがソフトバンクの場合更新月が非常に分かりづらいです。
なぜ分かりづらいかというと、ソフトバンクは契約によって締め日が「10日、20日、末日」と違う為、更新月の期間も締め日によって変わってくるからです。ドコモやauは締め日が月末なので更新月の期間が非常にわかりやすいです。それではソフトバンクの更新月の見方を解説していきます。
ソフトバンクの更新月を調べる方法(My softbankの場合)
「My Softbank」→ログイン→「契約内容の確認・変更」→「契約内容の確認・変更」→料金プラン・割引サービスの料金プランの欄に「更新月20××年×月×日から1ヶ月間」と記載
他にもお客様サポートの157でも確認することができますし、ソフトバンクショップに行って直接更新月を確認することもできます。不安な場合は店頭で確認するのが良いかもしれません。
「更新月0××年×月×日から1ヶ月間」の見方は締め日によって変わります。2015年1月を例にして記載します。
- 10日締め:2015年1月11日から2015年2月10日
- 20日締め:2015年1月21日から2015年2月20日
- 末日締め:2015年1月末日から2015年2月末日
このように契約の締め日によって解約期間が大きく変わりますので、更新月を調べる時はしっかりと確認してください。
ソフトバンクスマホを格安SIMに乗り換える場合の3つの確認ポイント
1.現在使用している電話番号を移行・MNPできるか
ソフトバンクスマホはSIMロック解除をしなければ格安SIMに乗り換えることができないので、下記の格安業者であればMNPが可能です。
- DMMモバイル
- IIJmio
- BIGLOBE
- 楽天モバイル
- U-NEXT
- b-mobile
- so-net
- ocnモバイル
- NifMo
- freetel mobile
- hi-ho
ソフトバンクスマホを利用してMNPをおこなう場合、必ず格安SIM業者の動作確認端末一覧を確認しましょう。自分のスマホが動作確認しているか確認することができます。
ソフトバンクスマホから格安SIMに乗り換える場合は、必ずMNP予約番号が必要になります。MNP予約番号の取得方法は別の記事に掲載していますので、参考にしてください。
2.ソフトバンクスマホ端末のSIMサイズ
現在SIMカード「標準SIM・マイクロSIM・ナノSIM」の3種類があります。現在ソフトバンクスマホのSIMロック解除ができる端末は4機種しかないので、4機種のSIMカードサイズを記載します。
- ARROWS A 301F:ナノSIM
- STREAM 201HW:通常SIM
- STAR 7 009Z:通常SIM
- シンプルスマートフォン 008Z:通常SIM
今後ソフトバンクのSIMロック解除ができる端末は増えていくと思います。必ず自分のスマホのSIMカードのサイズを確認して格安SIMを購入しましょう。
3.現在使用しているデータ通信量
格安SIMを購入する場合、1GB、2GB、5GBなどデータ容量プランを選ぶことができます。データ容量プランは容量が少ないほど料金が安くなるので、現在使用しているデータ通信量を確認して選びましょう。
ソフトバンクのデータ容量の確認方法がこちら。→格安SIMの選び方【格安スマホ購入前に注意する3つのこと】
まとめ
ソフトバンクスマホから格安SIMに乗り換える場合のポイントまとめ
- ソフトバンクスマホは格安SIMの運用が難しい
- SIMロック解除ができる端末は4機種のみ
- ソフトバンクスマホ乗り換え時は分割払いや契約プランを確認
- ソフトバンクは更新月の期間が分かりづらい為必ず確認する
- スマホ端末のSIMカードサイズ確認
- 現在使用しているデータ容量を確認
現在ドコモやauと比べると格安SIMの運用が難しいソフトバンクですが、2015年5月以降はSIMロック解除の義務化となりますので、それ以降に発売されたソフトバンクスマホであれば格安SIMを簡単に運用することができると思います。
さらにauやドコモも子会社が格安SIMに参戦しているため、ソフトバンクも参戦する可能性があります。ソフトバンクスマホでも格安SIMを使いたいユーザーは多いと思うので、今後のソフトバンクに期待したいです。