格安SIMの選び方【格安スマホ購入前に注意する3つのこと】

格安スマホ 選び方 注意点

格安SIM業者(MVNO)の取り扱いやプランが増えていき、ネットや家電量販店で目にすることも多くなりました。これから格安SIMに乗り換えたいと思っている方に、格安SIMを選ぶ上で、購入前に注意する3つの点を解説します。

格安SIM・スマホ購入前に注意する3つの点

その1「キャリアメールが使えない」

格安SIM キャリアメール

【注意点】

ドコモやauやソフトバンクで携帯・スマホを使用すると、当たり前のようについてくる「キャリアメール」。下記のようなメールアドレスがキャリアメールです。

  • ~@docomo.ne.jp
  • ~@ezweb.ne.jp
  • ~@softbank.ne.jp

格安SIMや格安スマホを使う上で一番注意したいのが、キャリアメールが使えなくなること。格安SIM業者はメールアドレスを提供していないため、上記のようなアドレスを使用することはできません。

【解決策】

では格安SIMを使いたい場合どうすれば良いのか。キャリアメールの代わりに無料のウェブメールを利用することで、これまでと同じように個別のメールアドレスを取得することができます。

代表的なメールアドレスが「Gmail」、実はandroid端末のスマホはアカウント作成時にGmailのアドレスを作成するので、利用してはいないけど持っている場合もあります。もしandroidのスマホを使っている場合は一度確認してみると良いでしょう。

他にもキャリアメールの代わりに無料アプリのLINEを使用してメールや電話を掛ける人もとても多くなっています。メールアドレスは取得せず、全てLINEでおこなうのもアリです。

 

その2「音声通話・電話をかけることが多いと料金が上がる」

格安SIM 通話料 高い

【注意点】

ドコモ・au・ソフトバンクのキャリアスマホの場合、現在音声通話・電話のかけ放題プランが主流です。どの携帯業者にかけても(ドコモ→ソフトバンク、au→ドコモなど)、家の電話(固定電話)にかけても、電話料金が定額になります。まだ旧プランのままの方も無料通話分が付属しているものもあります。

しかし、格安SIM業者の音声通話料金は21.6円/30秒がほとんど、かけ放題などの定額プランや無料通話が付属しているプランはありません。

結果音声通話・電話をかけることが多い人にとっては、格安SIMに変更した場合、電話代によって月額料金が高くなります。

【解決策】

では格安SIMを使いたい場合はどうすれば良いか。格安SIMや格安スマホを使う場合は「IP電話アプリ」を使うことで音声通話料金、電話料金を安く抑えることができます。一番安く使いやすいのが「LINE電話」。他にも「050plus」や「楽天でんわ」などの電話アプリがあります。格安SIMで使用する音声通話料金よりも、かなり安くすることができます。

電話アプリを使用することにより、携帯や固定電話にも割安な価格で通話することが可能になります。別記事にキャリアスマホでのかけ放題の定額料金プランと、格安SIM・スマホで「IP電話アプリ」を使用した電話代の比較を掲載しているので参考にしてください。

格安SIM音声通話代を節約【キャリアスマホvs電話アプリの料金比較】

 

その3「データ通信の容量が少ない」

【注意点】

こちらは格安SIMのプランを選ぶ時に注意したい点です。ドコモなどのキャリアスマホの場合はデータ通信容量が多めに設定されています。電話かけ放題プランが登場してから2GBや5GB、7GBなどデータ容量も細かく設定されるようになりましたが、それ以前のデータ定額プランは7GBまで通信速度が高速で、それ以上使うと低速になるプランがほとんどでした。

もしスマホで動画を多く見る、家や外でもwi-fiを使わずにデータ通信でネットをする場合で1~2GBで格安SIMを契約する場合は、いつのまにか上限の1~2GBに達している場合もあります。

【解決策】

まずは現在使用しているキャリアスマホ(ドコモ・au・ソフトバンク)のサポートサイトで毎月どのくらいデータ通信量を使用しているか確認しましょう。

NTT「Mydocomo」

「dmenu」→「お客様サポート」→ログイン→「料金・通信料などの確認」→「128kbps通信の速度変更までのデータ通信量」で現在のデータ通信量が確認できる。

au「お客さまサポート」

「auお客さまサポート」→「データ通信量」→「今月及び前月のデータ通信量」で今月と前月のデータ通信量が確認できる。

ソフトバンク「MySoftBank」

「MySoftBank」→ログイン→「オンライン料金案内」の最下部の通信使用量でデータ通信量を確認できる。

 

毎月のデータ通信量を確認したら、それに併せて格安SIMのデータ容量を選ぶだけです。キャリアスマホに比べても格安SIMのデータ通信プランは半額以下になります。

【キャリアスマホデータ通信プラン】

  • 2GB:3500円/月
  • 5GB:5000円/月
  • 8GB:6700円/月(ドコモ・auのみ)

【格安SIM業者データ通信プラン(Nifmo)】

  • 2GB:900円/月
  • 4GB:2300円/月
  • 7GB:2800円/月

*1GBの通信料でメールやウェブ、動画などどのくらい使えるのかはこちらの記事から確認してください。→格安SIM1GBの通信料で利用できるのはどのくらいか?

他にも、データ通信は1GB以下という場合はDMMモバイル「1GB:660円/月」というプランもあります。もし上限値を使った場合は格安SIMもキャリアスマホ同様に速度制限がかかります。

しかし、もし毎月の上限値を使った場合でも格安SIMはオプションであとから容量を追加することもできます。今月だけ、データ通信容量が多い場合は追加オプションを利用すると良いでしょう。

 

まとめ

格安SIM・スマホを購入する前に注意するのは下記の3つ。

  1. キャリアメールが使えない
  2. 音声通話が多いと料金が高くなる
  3. データ通信容量プラン選びは慎重に

購入前に以上の点を注意しておけば、購入後に困ることはほとんどなくなります。格安SIMや格安スマホはキャリアスマホと比較して、月額料金をかなり安くすることができるので、購入検討の方は解決策をじっくり確認しましょう。

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